しくじりおやじと学び〜人生を少しでもよりよく生きるために〜

40代のしくじり中年男が伝えたい、人生との向き合い方、学びの大切さ

中年になっての苦しみ、そして新しく始めたこと

こんにちは。

しくじりおやじです。

 

36歳の頃、ふとしたことから人生のどん底

突き落とされたような感覚に陥り、初めて自殺願望が沸きました。

それまでは気づいていなかった自分の脆さにぶつかり、

死んでしまいたいと思うようになりました。

 

それからというもの抑うつ的になり、

何をしても楽しめず、ただただ辛い日々でした。

その後に入った会社では職場に溶け込めず、

仕事そのもののストレスと人間関係で人生に嫌気がさしていました。

親や友人たちには死にたいと漏らし、呆れられていました。

この時期にバタバタと友人を失いました。

 

そう、その頃の私は、悪い部分が一気に表面化してしまい、

何もかもうまくいかない状態だったんです。

 

そんな時に、ふとカメラを持って山に行きました。

大自然の写真を撮ってみたくなったんです。

元々映像が好きで、映像制作の仕事をしていたこともあり、

動画から写真に移行したような感じです。

 

とても気分が解放されるようでした。

人のいない場所に行って、おもむくままにシャッターを押す。

そして自然と向き合う時間を作る。

 

こうした活動を定期的に行っていましたが、

どんどん心は引きこもっていき、人との接触は苦手なままでした。

 

その時期に自分の顔をカメラで撮ったりしていましたが、 

まあ生気がないことこの上ないです。

表情が乏しいんです。

 

写真を撮ることにも少しづつ飽きてきた頃、

今度は図書館に行き始めました。

 

その頃、是が非でも知りたかったのは、

自分は一体どうしてこんなに生きづらいんだということでした。

とにかくその頃は人が極度に苦手になってしまい、

常に不安を抱えていました。

 

藁にもすがる思いで、 本を読みたくなりました。

そこで、心理学関係の本を読むようになりました。

読んでいくうちに、なんとなくわかることも出てきました。

それが嬉しくて、どんどん読書にハマっていきました。

それこそ、藁にもすがる思いで本を読みました。

 

本は確実に私を救ってくれました。

いや、もっと言えば本しか当時の私を救えなかったことは疑いようがありません。

 

人間がある種の心理的危機に陥った時、人間だけがその危機を救えるのかというと

そんなことはないと思っています。

むしろ人がいることで、阻害されてしまうこともあるのではないでしょうか。

近づかずに、そっとしておいた方がいい場合もあると思います。

 

人間はピンチに陥ったとき、弱った自己を回復させよう、

再生させようという機能を有していると思います。

私の場合は人を介さないことで自らの回復機能を活性化させ、

深い洞察に達することができました。

そこから再生が始まりました。

 

もちろん状態によっては医師やセラピスト、カウンセラーといった

専門家を介さないと危険なこともありますし、

人と接することで救われていくことも当然ですが必要なことです。

要するに段階を踏まえていくことが大切なんだと思います。

 

こうして再生を深化させるべく、私は知る機会を更に求めるようになりました。

 

それではまた。